動き出す中古一戸建て市場
2014.08.27
カテゴリ:一戸建て情報
動き出す中古一戸建て市場
本日の日経ニュースにて大手の一戸建て取扱会社等が中古一戸建て住宅の市場規模拡大を狙い中古住宅診断士を数年で10倍に増やすという方針になりました。
市場自体が活性化することは素晴らしいですが、以前よりお伝えしたおりますが非常に多い空室の物件が市場にでたらどうなるか。安易に想像できます。
大手各社は新築需要の減少から収益拡大を目指し中古住宅を活性化しようとしておりますが、需要自体は大きく変わるわけではありません。その中で多くの中古一戸建てが供給されると市場価格が下がる可能性が非常に高いです。
現在の中古一戸建て市場が安定しているのは、こうした空き家が市場に出てこないという理由も一つの要因です。
受給バランスが崩れる前に手付かずの空き家について早急に考えた方が良さそうですね。
市場価格は下がり易いですが、固定資産評価額は簡単に下がるものではありません。
大袈裟ではないですが、一戸建ての相続税評価額よりも市場価格が低いなんて事もありえる時代がくるのかもしれません。